阿武隈山地は、阿武隈高原といわれるように1000mを超える山は3座しかありません。
日山、八溝山、そして最高峰の大滝根山です。
この山には、平安時代初期、坂上田村麻呂に滅ぼされた
大多鬼丸の居城があったと伝えられています。
由緒ある山なのでしょう。
地図
あぶくま高原ホテル
案内書では、ここの駐車場に車を止めるように書いてあります。
ところが、来てみるとホテルは潰れていました。
福島原発に近いので、その関係でしょうか。
登山道１
登山道２
登山道からの眺め
鬼五郎渓谷
山頂を望む
山頂は航空自衛隊のレーダー基地になっています。
山頂
三角点は、レーダー基地内にあるため自衛隊の許可が必要です。
私は、三角点を踏むのを諦めました。
山頂附近の場所
基地内に入れないので、このような場所があります。
霊峰神社
山頂にこの神社があります。
坂上田村麻呂の創建によると案内板にあります。
北海道・東北「山行メモ」（その９：最終）
2014年７月23日
大滝根山の登山口は、案内書では「あぶくま高原ホテル」となっている。
しかし、ホテルはつぶれ、廃墟になっていた。
そのホテルの駐車場の朝である。
ここは、福島原発から近い。
ホテルがつぶれたのは、多分、その影響だろう。
人里はなれた田舎である。
しかし、こんな所にホテルを造って、つぶれない方が不思議である。
5時40分に出立した。
登山口に一台の車が停まっていて、埼玉の熊谷のナンバーだ。
「山に登られますか」を私が言う。
あとで分かったが、この方も日本百名山、二百名山を終わり、
現在、三百名山に登っておられる。
「それでは、お先に」ということで、私は歩き出した。
歩きだして、左にチャペルがある。
あのホテルの結婚式場である。
かっては、派手にやっていたのであろう。
広い道は、やがて登山道になった。
道は、必ずしも明瞭ではない。
余り歩いた形跡がない。
それほど登られていない山なのであろう。
鬼五郎渓谷と称する渓谷に沿って歩く。
途中、賽の河原というところで、道が分岐していて、
霧島権現コースを行く予定なのだが、道が無い。
仕方がない、日山権現コースを行くしかないか、と思っている所へ、
登山口で会った熊谷の男性が登ってきた。
「道がないのですよ」というと、
「そんなことは無いでしょう」と歩いて行かれる。
そして、それらしい道を見つけたのだ。
この人の方がベテランだ。
以後、下山まで、この男性と一緒に歩くことになった。
そこから山頂まで急登である。
登山道も明瞭ではない。
山頂に着いて驚いた。
航空自衛隊のレーダー基地になっていて、それが山頂を占拠している。
何とも憐れな山頂である。
三角点も基地の中にある。
案内書に従い下山する。
登りの道に比して、この道は良く整備されている。
多分、自衛隊のレーダー基地を維持するための道なのだろう。
いわば、自衛隊の道である。
登山口のホテルには、9時過ぎに着いている。
さて、これで、今回の私の旅は終わる。
計画では、あと4座登ることになっているが、これで終わることにしたのである。
神戸まで820kmある。
これから高速に入り、今夜は途中のSAで泊まる積りだ。
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大滝根山、賽の河原の地蔵尊
宮城県南部から茨城県北部の南北170㎞に渡る山地を
阿武隈山地と言います。
阿武隈山地の最高峰が大滝根山です。
平安時代から由緒ある山で、
登山道の途中に賽の河原がありました。
今回の山： 254回 大滝根山（日本三百名山）
（前回の山： 253回 一切経山）
（次回の更新予定：9月1日）
近況（8月16日、2017年 記）
立秋が過ぎて
「残暑お見舞い申し上げます」
という挨拶になりますが、
まだまだ暑い日が続きます。
拙宅の北側も南側も樹木が植わっていて、
朝は蝉の鳴き声で目が覚めます。
その音量たるや半端ではありません。
テレビの音も聞こえないくらいです。
やかましいの、なんの。
蝉は、オスだけが鳴くそうですから、
メスも加えると多くの蝉が
木にとまっているのでしょう。
「まぁ、気が済むだけ鳴きなはれ、
短い命の御身だから」と思いやります。
寝床から起きだして、
やれやれ、今日も暑くなるのだろう、と思います。
このような暑い日は、何もする気になりません。
何もする気になりませんが、
何もせぬわけにも参らないのです。
三度の飯は食わねばならない。
そのためには食事の準備、後片付けは必須です。
また、汗をかきますから、
一日に下着を二度取り換えたりしますから、
洗濯物が溜まります。
洗濯です。これも必須。
暑い夏は、食事と洗濯、
これ以外の必要は認めません。
とは言っても、実際は、朝の散歩に出かけています。
これは、どう言ったらよろしいか、
習慣というか、
健康維持に対する強迫観念とでも言えばよろしいか。
とにかく、老体に鞭打って山に出掛けます。
それから、このホームページの更新です。
月に二回更新しているのですが、
その二回が、すぐにやって来るのです
（年寄りの時間は、矢の如くに過ぎます）。
とにかく、ホームページの更新は
真面目にやっています（律儀というべきか）。
というようなことで、
暑い暑いと言っていても
、若干の、やらねばならないことはあるのです。
とにかく、それ以外のことはやりません。
片付けや掃除はやりませんから、
部屋中ちらかって、ほこりだらけです。
誰かが来るのでなければ、
掃除や片付けをする必要を認めません。
先に、金魚や鳥類を飼いたい、
あるいはテラスを花で一杯にしたい、
というようなことを言っていましたが、
とても、車に乗って
買い物に出掛ける元気はありません。
この暑さです。
必要最小限のことだけをするのが精いっぱいです。
ところが、先日、会社の友人Ig氏から
「ファレノプシス」という洋ランが送られて来ました。
インターネットで調べますと
「コチョウランPhalaenopsis」です。
栽培の仕方を書いた文献も送られてきました。
このような事になったのは、
先日、梅田で飲み会があった時に、植物の話が出、
それでは送るよ、
という話だったように思います。
私は酔っていて記憶が定かではありませんが、
Ig氏は、正直に送ってきてくれたのです。
さて、荷物を開いて洋ランが出てきて、
私は、緊張しました。
ちゃんと栽培出来るかしら？
まず、鉢に植え替えなければなりません。
その為には
「ミズゴケ」を買ってこなければなりません。
暑いから出掛けるのは億劫だ、
などと言っておれません。
私は車でホームセンターに出掛け、
ミズゴケを買いました。
1000円でいっぱいありました。
暑いベランダで植え替えの作業です。
作業が終わって、
それを写真に撮り、Ig氏に送りました。
これでよろしいでしょうか、と問うたのです。
「よろしい。
あとは冬の開花を待つだけです」という返事です。
ベランダに置いた「ファレノプシス」を眺めて
一安心です。
植物とは言いながら、生きた生命です。
我が家に、一個の新しい生命体が訪れたのです。
なんだか、家族が増えた心持です。
暑い夏は、何もしたくありませんが、
水やりなど、
この新しい家族は大切にしたいと思います。
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